神社で一休み。

先日、所用の帰りに立ち寄ってみたのが、ジモトの神社です。
最近は神社の入口近くにわかりやすい看板が立つようになり、
それで初めて存在に気づきました。


一見真っ暗で、ビミョーに勇気がいりましたが、
奮い立たせて階段を登っていきました。
常に華やかで著名な神社とは異なり、
古来からそのまま時間が止まったような、厳かな雰囲気でした。




階段は石段です。各段は、同じ高さではありません。
苔でウッカリ滑らないように、慎重に踏みしめます。
苦労して積まれたのでしょう。頭が下がります。

こんもりとした森、樹齢を重ねた木々、
おむすびがコロコロと転がりそうな階段、
昔話の世界がそこにありました。


たしかに薄暗いのですが、天然の日陰と心地よい湿度で、
とにかく涼しく静かな場所でした。
蚊取り線香持参で読書したら集中できそうです。
お賽銭だけで、こんなお得な空間が味わえるとは。

神社仏閣とは、恨み苦しみを置いていくところ、
というイメージの方も多いと存じますが、
基本的には、自然に恵まれた、せわしい日々から一瞬逃れて、
ホッと一息つける場所でもあると実感できました。

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