モックカーのこだわり

東京国際展示場(ビッグサイト)
今月11日まで開催されている
第42回 東京モーターショーTOKYO MOTOR SHOW 2011
の西3ホール(4階)には、
日本ソープボックスダービー(R)のブースがあります。
モーターショーは今年42回目を迎えますが、
ソープボックスダービーとは、アメリカで70年近くも続く、
エンジンのない車のレースです。
専用サーキットの坂道を駆け下りて、順位を競います。
厳しいレギュレーションも存在し、車検もあります。



こちらで初めて拝見したのが、
ソープボックスダービーの車両を小さくした、
モックカー(約1/10モデル)です。
モックカーの製作キット、
部品はほとんどそろっているので、
用意する道具は、ハサミ、木工用接着剤、
着色用具です。

しかし、原寸型紙をよく見ると、部品を装着する方法は
書いてありますが、細かい取り付け位置が
書いてありません。
重力を使って走るということは、
車のどの部分を重くすればいいか。
ホイールベースはどのくらいにしたらいいか。
…などを、失敗を重ねながら、学んでいくことができます。

市販のミニカーでは教えてくれなかったことを、
頭や体をフルにつかいながら、学ぶことができます。

さらに、使用されている木材ですが、
海外の安価で粗悪な量産品ではなく、
材料を厳選した国産品です。
木は、寒暖の差や、湿気に影響されます。
午前と午後でも若干の違いがあります。
この微妙な加減が、モックカーの速度に影響します。

こどもだけではなく、大人でも真剣に楽しめる教材であることが
おわかりいただけると思います。



モックカーの製作やレースを通じて、
ふだん目にする車がどうして動いているのかとか、
自分が車を運転するようになったら、
ここをこうして調整したらいいのではないか、など、
お子さまたちは思いをはせるようになるでしょう。

モーターショーに行かれる方がいらっしゃいましたら、
日本ソープボックスダービーのブースで、
ぬくもりのあるモックカーを間近でごらんになってみては
いかがでしょうか。
詳細は下記公式サイトでごらんいただけます。
日本ソープボックスダービー(R)
モックカー

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