1月22日(日)ル・マン・プロジェクト ラスト・ラン

1月22日(日)は、富士スピードウェイで、
東海大学ル・マン・プロジェクト
ル・マンカーTOP03のラスト・ランが
開催されました。
前日は、悪天候の中、
学生さんたちが準備を進めました。

当日は、卒業生やご家族のみなさま、メディアの方々、
約300名にお集りいただきました。
当日の様子は、翌日以降には、地元の神奈川新聞をはじめ、
朝日新聞の神奈川版東京中日スポーツに大きく掲載いただきました。

スピードウェイ ピット2階のクリスタル・ルームでは、
林義正教授と学生さんたちから、プレゼン形式で、
下記項目について説明いただきました。

1. 東海大学 ル・マン・プロジェクトの歩み
2. プロジェクトの組織と専門グループの紹介
3. ILMC珠海6時間レースはこう闘った
4. ル・マン挑戦は不滅
5. 学生の思いと謝辞


プレゼンが行われた会場では、午後からは
部品やエンジンなどが展示されました。
備品の移動なども、すべて学生さんたちの作業によります。

ピット作業および走行、タイヤ交換実演、関係者全員の
記念撮影へと続き、ラスト・ランは、無事終了しました。

2010年のアジアン・ル・マン珠海6時間に参戦された卒業生の方は、
悪天候の中を走行してマシンが大破したときのことをお話してくださいました。

普通はリタイヤで終わってしまうところ、
夜を徹しての修復作業で、無事決勝に参戦することができました。
苦しい経験だったけど、経験してよかったということです。

社会人としての生活は、苦労した経験と比べて、平坦である。
しかし、それなりに苦労もあるし、楽しみもある。
すなわち、楽しんで仕事をする、苦労を乗り越えられる術を
このル・マン・プロジェクトで習得されたかもしれないと、
お話を聞いていて強く感じました。

こういった自分の仕事に対する姿勢というのは、
普通は社会人になってから、知人や上司から教えられて
身につけていきます。
もしくは知らないで終わってしまうこともあります。

なお、国内のレースやモータースポーツ関連の
仕事に就職された学生さんは、
ほとんどいないということでしたが、
経験は、貴重な糧(かて)となります。

ル・マン・プロジェクトの学生さんたちに限らず、
大学を卒業した方々が失望しない社会を築くべきだなと
あらためて感じました。

2011年11月13日 ILMC珠海6時間 参戦の記録です。
よろしかったらごらんください。

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