世界の自動車(クルマ)を造った男

またまた遅ればせながら、読ませていただきました。
「世界の自動車(クルマ)を造った男」
荻原映久(おぎはら てるひさ)、50年のモノづくり人生
日刊工業新聞社 2006年初版

一瞬大げさなタイトルに見えますが(汗)
ホントにその通りの方でした(汗)
「ビジネスは人と人が作る。信頼と誠意あってのビジネス。」
おや?? 数日前に読んだZカーの片山 豊 氏も、
同じようなことをおっしゃっていたような?

ちなみにタイトルに「自動車(クルマ)」とありますが、
町工場の頃から、ホンダ、スーパーカブのフロントフォーク、
ガソリンタンク、チェーンケース、ハンドルなど
大半のパーツになる金型を製作された方です。
その技術はS500、S600の金型製作へとつながっていきます。
「四輪を作るぞ」
といきなり浜松に呼び出されたあたりの逸話もチラッと
書かれています。

客観的に、世界の自動車メーカーの構図を垣間みることもできて、
いろいろ勉強になりました。
また、例えば最近、モノづくりの現場に足を踏み入れた方々が読まれたら、
きっと自分は間違ってないと答え合わせができる本のような気がします。

ところで読書や本といえば、
過去には、趣味は読書と堂々と言える立場でしたが、
読まなくてもいい本を大量に読んでしまった反省から、
本屋通いや読書を自ら封印してしまいました。
しかし、ごくたまに胸騒ぎがして、
近所の書店やブックオフ、図書館に 行くことがあります。
なにも考えずに足の向くまま大量の本を眺めていると、
目に留まるタイトルがたまにあります。
読んでみると、たしかに今の自分の生き方や、
先入観があったり疑問に感じていたことがハッキリしてくるので、
本も出会いとつくづく感じます。

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