学生フォーミュラと東京モーターショー

11月23日(土)-12月1日(日)まで、
東京ビッグサイト
第43回東京モーターショー2013
開催されています。

メディアなどで話題のコンセプトカー、
未来の車、バイク、トラック、
モータースポーツで活躍するマシン、その他、
みなさんそれぞれ多様な目的で見に行かれると思います。

個人的にお勧めしたいのは、
西展示棟 西3ホールの

自動車技術会
Society of Automotive Engineers of Japan

です。
会場案内図をごらんになっただけでは
「は?」と思われる方も多いと思いますが、
全日本 学生フォーミュラ大会の主催が
公益社団法人 自動車技術会です。

今から33年前の1980年は、日本の自動車生産台数が、
史上で初めて、アメリカ合衆国より多くなった年です。
そこで技術者の能力を伸ばすことを目的のひとつとして
開催されるようになったのが北米の

フォーミュラSAEシリーズ Formula SAE Series

です。
初めて大会が開催された1981年は、
参加チームはわずか6、学生40名。

そして2013年度には、現地からの参加104チームを含む
120チーム、学生1995名と拡大しました。

毎年9月に静岡県で開催される日本大会は、
2013年度から、この北米のフォーミュラSAEシリーズの
一大会として位置づけられました。
日本だけのルールではなく、各国同じ条件で争います。
速さだけではなく、厳しい書類審査など全般的に審査されます。
メディアなどで伝えられているように、
モータースポーツやフォーミュラと呼ばれるものは
華やかでカッコイイと信じている方々は、
軽く裏切られると思います。

そしてこの日本の学生フォーミュラ、
参加している大学での位置づけは
サークルや部活動ですが、
通常の授業ではとてもまかないきれない濃い内容です。
厳しく、つらく、長い道のりですが、
乗り越えて得たものは、きっと将来の糧となります。

自分は将来、自動車製造関係の会社に行きたい、
モータースポーツに携わりたい、
という確固とした夢があるなら、どうか妥協せずに、
学生フォーミュラを基準にして入学する大学を
選択するのも悪くないかもしれません。

東京モーターショーでは、今年の大会の上位3台と、
EVクラスの優勝マシンが展示されています。
間近でごらんになって、たくさん質問されてみては
いかがでしょうか。






その他、東京モーターショー2013の画像は、
GoogleグーグルのPicasaピカサアルバムで
ごらんいただけます。
下記画像をクリックすると、
別画面でアルバムが展開します。
The 43rd Tokyo Motor Show 2013 Nov.20 第43回東京モーターショー2013

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