F1 地上の夢

たまたま入った古本屋で出会った本です。
1987年発行

「F1 地上の夢」

たしか先日亡くなった河島 喜好 氏のことが
書かれていた、と思い出して引っ張りだしてみました。

 「本田宗一郎に命じられて、
 ホンダ初の4サイクルエンジンの設計図を書いたのは、
 当時まだ二十代だった河島喜好だった。
 どんなにむずかしい機械でも、ホンダのエンジニアは
 本田宗一郎にやれと命じられたらやらなければならなかった。」

 「河島喜好は、1951(昭和26)年の5月に
 146ccの4サイクルエンジンの設計図を書き上げた。
 そして7月には試作車がつくられ、
 性能テストを河島喜好みずからがハンドルを握っておこない、
 10月に新型ドリーム号として発売した。」


CADでスルッと図面が書ける今と異なり、
手で削った鉛筆や、削った木に墨やインクをつけて
図面を書いた時代でした。
ほんとになにもなかったところからのスタートでした。

ひょっとしたら、読まれた方々の中には、
「この人たち狂ってる」
とあきれる方もいらっしゃるかもしれません。

また近々読み返したいです。
「F1 地上の夢」は、電子書籍も発売されています。
河島 喜好 氏の功績が、きっとはっきり見えてきます。
できれば学生フォーミュラのみなさまにも
読んでいただきたいです。


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