新しいハイブリッドシステム LMP1 LSHV system 初めてのテスト

耐久／スプリントレースなど、GTカーやプロトタイプ車に関わる情報を
発信している、フランスのEndurance-infoのサイトに掲載された記事
（8月13日、Claude Foubert記者）をご紹介させていただきます。

記事のスクリーンショットです。



以下、翻訳文です。

タイトル：LMP1 LSHVハイブリッドシステムは来月、
いよいよ初めてのテスト

工学博士の林 義正 先生がデザインし、
YGKによって開発された新しいLMP1用ハイブリッドエンジンの
プロジェクトは以前紹介したとおりである。
このエンジンは、今年のル・マン24時間で見たポルシェ、アウディまたは
トヨタとは異なる技術である。
L-VHSシステムは、排気ガスで発生したエネルギーの回帰に基づいている。

林 博士はそもそも耐久レースで名誉を築いてきた人である。
日産の耐久レース部門の元主任として、数々のタイトルを獲得してきた。
1990年のル・マン24時間では5位だった日産は、林 博士の主導のもと、
1992年のデイトナ24時間のR91マシンではついに優勝へと導き、
IMSA GTPでは4つものタイトルを獲得した。

近年では、2008年ル・マン24時間参戦を遂げた
東海大学クラージュYGKチームの最高指導責任者として
2011年スピリット・オブ・ル・マン・トロフィーを受賞した。

林 博士は東海大学を辞したが、新しいハイブリッドシステムのプロジェクト、
L-SHVは今まで以上に具体化し、いよいよ来月スタートする
最初のトラックテストへ向けて、現在、林 博士のチームは
最後のセッティングの段階にある。
このシステムをテストするために搭載されるのは、なんと、ジャガーXJR。
開発に関しては、また続けてご報告する予定である。


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