凧を創って揚げる技術

5日に徒歩で用事を済ませた帰り道、ふと空を見上げると、
大きな凧が揚がっているのが見えました。


ひょっとして大人数で、おおがかりな仕掛けで
揚げているに違いないと勝手に想像して、
足早に糸が引っ張られている方向へ歩き出しました。

公園では、ご年配の男性がのんびりと
凧を揚げていました。糸も、特に太いようには
見えませんでした。


やがて風が弱くなり、糸がたぐり寄せられて、
凧はゆっくりと降りてきました。
急にドスン!と地上に激突するのではなく、
やはりのんびりと、ご主人の手元に帰ってきました。



設計、製作、絵画、すべて、
凧を揚げていた方の手によるものです。
1gでも軽くなるように、あらゆる箇所に
工夫がされているそうです。
緻密に設計/製作されているので、
いつも背中に風を感じるように意識しているだけで、
凧を持って必死で走る必要がありません。
おそらくかなり試行錯誤を重ねられたのでしょう。

自分で創り、苦労して完成させた凧が、堂々と空を舞う。
こんなに優雅でクリエイティブな
文化だったとは、と思い知らされました。

凧を揚げていた方のお言葉で印象的だったのは、

「買ってきたのを揚げるのではなく、
最初から自分で創らないと」

たしかに、安いのを買って壊れたら捨てるとか、
または逆に金銭を投入してよく飛ぶ完成した凧を買ってしまうとか、
いまどきいろいろな手段があります。
しかし創る楽しみ、完成させる喜びは、
その後の人生に大きな影響を与えるという点では、
完成品より数十倍の価値があります。

凧だけでなく、いろいろなものを自分で創ってみたい、
という気持ちを大切にしたいと思いました。


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