タイヤ騒動

4月25日(土)の午後のことです。
なんと、車がビミョーに右側に傾いている。
ウソー!と近づいて見ると、右前のタイヤが、
今まで見たことがないくらいヘコんでいました。
全身冷や汗。


3月中旬のディーラーの点検では、
「タイヤにヒビが入っているからそろそろ…
せいぜい1年以内には」
と交換を勧められましたが、あと1年は大丈夫、
と、うっかり安心していました。

これがもし走行中だったら… 外出先だったら…
と、想像してまた冷や汗。
とにかく自宅で発生して、気づいてよかった(涙)

近所で複数台がパンクさせられた被害があったので、
タイヤの周囲を確認しましたがその様子はありません。

原因を探るため、2014年12月のブログ
自転車用空気入れ活用法
でご紹介した空気入れでとにかく空気を入れてみます。

エアゲージに付属していた工具でバルブコアを確認しましたが、
こちらも異常なく、しっかり締まっていました。

空気を入れるバルブの根元あたりからスースー音がするのでよく見ると、
ヒビが入って割れています。
応急手当て的に、空気がもれない角度になるよう、
ガムテープで固定しました。


ディーラーに電話したら、翌26日(日)の
朝9:30から見ていただけることになりました。
自転車の空気入れで補充する方法を身につけていてよかったです。
パンクした状態では自走もできなかったので…

翌日、確認いただいた結果、

「該当のバルブだけでなく他の3本のタイヤでも
バルブは劣化している。タイヤを外す作業をするが、
タイヤもヒビが入って経年劣化しているから交換しては…」

ということでした。
このバルブ、ディーラーのタイヤ交換作業では
まだ異常なくても無条件に交換するそうです。
見積は約6万円。

普通に会社に勤務していたら即決でしょうが、
「出直してきます」
と、接着剤らしきもので応急手当いただいた後、
帰ってきました。

さっそく通販でタイヤを注文します。
ジタバタしても始まらないので、気長に待ちます。
他に作業したり買物をしている間に、接着剤が安定し、
空気もれが最小限におさえられたようです。

タイヤ到着後は、持込みでタイヤを装着してくれる
業者に連絡し、29日に予約しました。
それでも現地に到着するまでかなりドキドキしました。

新しく装着したタイヤです。ひと安心。


思い出すと、前回タイヤ交換をした際、
バルブの交換は依頼しなかったので、流用していました。
バルブもゴムでできているので、消耗します。
直射日光が当たればさらに劣化は進みます。
タイヤの品質も、できるだけ妥協しないで、交換の際には必ず
バルブも交換していただいてください。

古いバルブ。根元には接着剤(ただし応急手当的)
空気圧を調整する際には、バルブの根元が疲労したり
亀裂が入っていないか、時々確認されてみてください。


古いタイヤ。溝は充分残っていても、経年劣化が激しいです。
直射日光にはできるだけ当てないことをお勧めします。


振り返ると、JAFや保険会社に電話すれば
なんとかなったのでしょうが、
世間は月末とGW前で混雑し、事故も多い状態では
どのくらい待たされるかわかりません。
時間だけはお金で取り戻すことができません。

とくに車はトラブルが起こってしまったあとでは
遅いので予防対策が欠かせません。
でも、シッカリ対策すれば予防できるということです。
そして、1年に一度点検を受けても、それで安心してはいけない、
と痛感しました。

わたしのようにうっかりして全身冷や汗をかく人が
ひとりでも減ることを祈るばかりです。

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