警備員はつらいよ

先日の読売新聞の読者投稿欄です。


近隣のスーパーや複合施設では、車両を整理する
警備員さんの姿をごらんになった方も多いでしょう。
じっさいにこんなおとなげない言葉をかけられているとは、
驚くとともに悲しい気持ちになります。

道徳のない人が増えてしまったのか、
それともここまで言わしめた車の存在が悪いのか。

荒れたおとなの背中を見てこどもは育ちます。
こういうおとなになってはだめなのだなと
こどもが理解するでしょうか。
そこは、まず、ここまで暴言吐いてもよいのだ、
と解釈するのが先でしょう。


過去に、自称「反面教師」と豪語する方がいらっしゃいました。
自分はなにか途方もない言い訳を聞いた気がしました。

他の大人に暴言を吐いたり、ひどいときには同僚を池に
(それも大雨のあとのにごった水たまりのようなところに)
放り込むところを見せられたこどもたちは、
「こういうことをしてはいけない」
と親御さんや他の大人から指導されなければ、おそらく、
「真似してみたい」
「やってもいいことなのだ」
と考えてしまうかもしれません。


人には誰でも得手/不得手があります。
完璧を装って見せつける必要はありません。

ただ、人が嫌だと思うことはやってはいけない、
と教える必要はあります。

基本的には躾(しつけ)とは、人に迷惑をかけないようになること、
すなわち人への思いやりや、やさしさだからです。

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