古書の醍醐味

先日ある古書店にフラーと入ってパッと目についたのがこちらの本です。
表紙のフォントが少し怖そうですが…


著者の方の経歴。かなり濃いです。


表紙を開いて目についたのがこの手書き文字。
前の所有者の記名と思ったらご本人のサインです。


これがふつうの書店では、

話題のベストセラー!
◯◯で評判の!


などの文字が目の前でチラチラして、
ベストセラーなら安心だろう…
という全く根拠のない情報に踊らされて
買ってしまう場合が多いでしょう。

インターネットでは読者レビューも大量にあふれています。
それらを読んだところで自分も同じように感じるか、は
まったく想像できません。

それが古書店ではほとんどそういう情報がありません。
スマホをお持ちならすぐにレビューを見て確認できるのでしょうが…
自分はあえて書店にいる時間は短めにして、
ほとんど直感で選ぶようにしています。

まったく前情報もなく読む(出会う)本というのも、
人の出会いと同じで、なにかきっと意味があるはずです。

足の向くまま気の向くまま、たまには
古書店に行かれてみてはいかがでしょうか。

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