パクリとパロディ

「ぱくり」とは、三省堂の新明解 国語辞典によると、
「商品などを(すばやく)盗み取ること」とあります。
さらに他動詞の「ぱくる」とは、
「(ひったくるようにして)盗む。だましとる」
さらに「パクリ屋」とは、「人を脅し、お金や品物を奪い取る暴力団」
と、まったく良い意味で使われることはありません。

いっぽう、「パロディー」とは、同辞書では、
「有名な作品の文体・韻律・曲をこっけいにまねたもの」
とあります。多くの方が見たとき「あのまねをしたな…」と
理解して苦笑できる内容です。

この区別を理解していないと、身近でも
めんどうなことが起きることがあります。

「ぱくり」で思い出すのは、ご存知のように、
あの世界的スポーツイベントに関する重大な事項で
指摘されていた件です。
「歴史の汚点」として(教訓として)
教科書に載っても不思議ではないと個人的には考えております。

絵を描いたりものを創り出した成果とは、
個人的には唯一無二と解釈していたので
驚きというよりとても残念な気がしました。

それともそういうものはすでに知らない間に氾濫していて、
自分が時代遅れなだけだったのかもしれません。

少なくとも自分は(パロディーはそれとして楽しみながら)
自然と湧き出たものを形にしていきたいと考えております。

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