命を救う仕事

きのう、買い物の帰り道でのことです。

無線から流れる音声に顔を上げると、目の前には消防車。
これから向かう道からは消防車が現れて、
サイレンを鳴らして走り去りました。

山道でどなたかケガでもされたかなと、
通行人の方に聞いたところ、

「橋から飛び降りたんだよ」

ボーゼンとしましたが自宅への近道なので
そこから引き返すわけにもいかず進んでいきました。

制服の方々の横を通ったときに聞こえたのは

「意識はないが息はある」
「◯◯病院でしょう」

などの会話。
お仕事とはいえ、冷静沈着な姿勢に、やはりすごいなと。

本人の意思と関係なく、こんな大人数で全力で助けるわけです。
仕事だと割り切る部分も必要ですが、強い信念がないと
シロウトにはムリです。
そしてふだんから、シロウトからは想像できないような
訓練をしているからこそ、です。

地元紙でも記事になったり報道されることはありませんが、
日々そんなことで奔走されているのでしょう、頭下がります。


ちなみにそこは川の上にかかる歩行者専用の橋です。
自分も含め、おそらく地元の方々が憩いの場としても
愛用している場所です。
つまづいて落ちるような橋ではありません。

こういうことが続くと、どこかの橋のように人が越えられないように
柵が設置され、見慣れた風景も殺風景なものに変わるでしょう。

ご本人なりの事情があるかもしれないけど、
やはりそういうことやってはだめだよなぁと実感しました。
そこへ追い込む人々も、例えば「労災認定」など甘いものではなく
もっと重い罰を受け止めるべきと感じました。

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