好奇心

先日は付き添いで、大学病院へ行きました。
駐車場の横からは、ドクターヘリを間近に見えました。
駐車場を出る際には、P-3Cが飛び立つ姿。






斎場でもそうでしたが、技術的にすぐれたものを見ると、
フッと心が軽くなります。
後から思うと不思議な感覚ですが、
感情など見えないものと真逆のはずの技術には、
そういう作用があるようです。

なんという不謹慎な!という声も聞こえそうですが、
それがすなわち生きるチカラではないでしょうか。

病院というのは心が重くなりがちです。

例えば、気が遠くなるような待ち時間。
自分も驚いたのですが、採尿のコップ1個を
渡す行為にいたるまで機械が面倒を見てくれます。
過去と比べて相当の時間が短縮されているはずですが、
それでも待ち時間120分、と表示されてしまうと
悪くないところまで痛くなってきそうです。

その「時間」をどう過ごすか。
座り心地のよさそうなソファを見つけて寝てしまうのもいいのですが、
読めなかった本を読む、などパズルのように
時間を組み立てていくのも賢い選択です。

内側へ気持ちが向かってしまうところを、
思いきって文字と戦う。
情報をどん欲にしっかり理解しながら自分のものにしていく。

読書というのは能動的な行為であり、
スマホでSNSやインターネットを閲覧する行為とは異なります。
楽をしているようで、結局は考えなくてよいことを考えたり
心配する時間が増えます。
あえて楽をしないことで、前向きに進む力が湧いて来る気がいたします。

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