お守りとお参りの意味

2月25日は、
大雄山最乗寺
へ行ってきました。


ご朱印は入口で300円を納めてお願いしました。
お参りの帰りに番号札と引き換えです。
力強くダイナミックです。


「奥の院」で入手したお守りはかなり達成感ありますので、
多くの方に挑戦いただきたいです。
自分は2回目ですが、上がったあとはベンチで休憩して呼吸を整えました(恥)


さてお参りも無事すんでちょうど昼時ということもあり、
ある飲食店に立ち寄り、さあ◯◯を食べよう、と
意気込んでいた矢先のことです。

なんと身内(70代後半)が駐車場で転倒、顔を強打して出血。
輪止めに足を引っかけたかもしれません。
なんでせっかくのお参りの帰りに、と自分もおおいに焦りました。

本人は痛みと動揺で立ち上がれません。意識はあります。
見知らぬ男性からティッシュをいただきました。
しっかりお礼する余裕もないまま、支えて立ち上がらせます。

これはついに救急車?お店の方々は迷惑だろうな…
と一瞬考えましたが、
過去に救命救急の講習を受けた際、
救急車を呼ぶ/呼ばないを判断する学習もしました。
動揺している本人には悪いのですが呼ばなくても大丈夫そうだ。

とにかく自分は心を落ち着けて慎重に運転して自宅へ帰り、
保険証を手に入れて休日診療所に行くと土曜日は休業でした。

地域の救急担当へ電話すると、時間帯が悪いのか、
「今はどこの医院も営業時間外です」

思い当たる病院へ電話しても、
「担当医がいない」

地元でも比較的大きな病院へ連れて行っても
「来られても困る」

ビミョーに疎外感を味わいながら、
これは世間が悪いのではななくたまたまタイミングが
悪いのだ、と改めて反省するのでした。

車内で転んだ本人は、転んだ事実や
病院が受け入れてくれない状態でさらに
打ちのめされているようでした。

しかし感情に流されている場合ではありません。

けっきょく土曜日午後も診察している外科へ行き、
開始時間まで待つことにしました。
受付には事情を伝えて早めに診ていただけることになりました。
レントゲンも異常なく、手当も無事すんで、
後日抜糸も早めに終了しました。


せっかくお参りに行ったのに!
「身代わりお守り」も手に入れたのに!

と裏切られたような、つらい気持ちになりかけましたが、
冷静に振り返ると、こういう転倒やケガがなければ、
身内の足元の弱さとか体力の衰退がわからなかったということです。

こういう騒動があったから、乗降時は自分が先回りして支えるとか、
足元に注意を促す、など気遣うことができるようになったわけです。

そこはストイックな修行を積んでいるお寺ですから、
教えやそれに気づく(気づかせる)機会もなかなか厳しい。
お参りした意味はやはりあったのだ、
ご利益はあったのだな、と改めて感謝しております。

自分のような目に合うことがないように
多くの方にお伝えしたい教訓として、

土曜日の日中はケガに注意する

ということです。


さらに付け加えたいのは、身内に年配の運転者の方がいらっしゃる場合。

今まで起こさなかったような、ありえないミスを
するようになったら注意する時期に来ているかもしれません。
たまには車の周囲を見て、こすり傷などないか
確認されることをお勧めします。

駐車時に自宅車庫の柱や電柱などにこすってしまったくらいなら
車両保険などで補える部分もありますが、
他車や人を巻き込んでしまった場合、
保険では間に合わない部分が多くあります。

年配者を一方的に責めて追いやることがないように、
身内や知り合いの方々に、注意深く見守っていただきたいです。

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