日常の礼儀とは

先日の読者投稿欄です。


自分も、公共の乗り物の中など場所を選ばず
いきなり食べはじめる人びとを見て驚いたことがあります。

人前で食べる方々は、おそらく時間がないだけでなく、

教育や文化が異なる

という根本的な理由もあるように思えます。

親や兄弟が同じことをすれば
自分もこれが正しいと信じるでしょう。

今食べたいから食べるのは
自分の個性だからと勘違いされている方も
いらっしゃるかもしれません。

多くの方々が無意識に身につけてきた、
公共の場では「人前で食べない」習慣は、
見た目を気にしているのではなくて、
食べカスなどで他の人の服や持ち物を汚すことのないように
という礼儀=思いやりです。

礼儀、というと、固く厳しい躾(しつけ)を
想像される方も多いかもしれませんが、
古来からこうして「礼儀」を無意識に励行してきたことで
お互いの良い間隔を保ってきました。

その礼儀を自然と身につけてきた方々は、
自分と異なる感覚や行為を目の当たりにして
違和感を感じるのも仕方ないことです。

だから万一、服や持ち物を汚されたりしたら、
そこは遠慮なく叱ればよいのです。
注意をされないとわからないことも多いのです。

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