石碑の存在理由とは

先日、たまたま通りかかったところで、ある石碑を見つけました。
地元でもひさびさ通行したとはいえ、恥ずかしながら、
ある石碑の存在を初めて知りました。


明治37年に戦死した、この地出身の宇田川秀次郎氏の、
忠魂碑的な石碑です。
漢字ばかりでサッパリですが、秀次郎さんの経歴が
なんとなくわかるようになっております。

左端には陸軍大将乃木希典氏のお名前が彫られています。
同様の石碑は、おそらく各地にあるかもしれません。


とくに地元では、市内各地にあった忠魂碑が、
建設上の問題(倒壊のおそれなどの理由)から
1ヶ所に集められました。
駐車場と屋根つきの休憩所があり、どなたでもいつでも自由に閲覧できます。
巨大な石碑が並ぶ光景は圧巻です。

ただし全部が集められたわけではないようです。
一部の神社仏閣ではそのまま静かに佇んで、
当たり前の光景となっています。

おそらく石碑が建てられた時代には、たくましい重機も存在せず、
文字を彫る技術も乏しかったでしょう。

石碑の内容だけではなく、
そうして苦労して建立された(後々まで遺そうとした)意義を、
あらゆる年代の方々に考えていただきたい気もいたします。

コメント