つないでいくことの意味

先日たまたま拝読した、福島民報の記事です。


いかがですか、
「へー、この人若いのにエライねー」
という感想で終わっていませんか。

ご紹介したのは、いまさらですが、
ひとりひとりが、
そこに生きている/存在している理由がある
と考えていただきたかったからです。

お仕事を選ぶにしても、たしかに生きていくのは大切ですが、
とにかく会社に入ってひとなみの収入を得て、周りのみんなが持っている、
アレを持ちたい!
着たい!
SNSで見たあの場所へ行きたい!
という目の前の目標で終わっていませんか。

友だち、お仲間も大切ですが、たまにはじっくりと、
自分がなぜそこにいるのか
なぜこの勉強(仕事)をしているのか
をひとりで考えてみてはいかがでしょうか。
なにかそこに意味があるはずです。

もし意味もなにも見当たらなかったら、
必死ですがりつくなにかより、
自然と目の前に現れるもの、すんなりうまくいくものを
思い浮かべてみてください。


ところで自分は先日、新盆で迎え火を焚きました。
お葬式や四十九日などと同様、とにかく
いろいろ買ったり準備することがあってたいへんです。

それでも最近は合理化で、高額でめんどうな部分が
だいぶ省略されました。

「うちはうちだし」
「遠方にお墓参りなんて費用かかるし」
「親戚づきあいめんどうだし」

というお気持ちもわかります。

しかし、自分はたしかに、ご先祖がいてここにいるのです。
それがよく実感できなかったのは、
両親がそれぞれの故郷から遠く離れていて、
お墓参りやお盆、お正月などを親戚と交わらず、さらに
それぞれの行事を見ることなく過ごしてきてしまったからです。

今でこそ航空や高速道路の発達でいつでも行けるようになりました。
だからなるべく、親戚やご家族と交流いただきたいのです。
混雑でうんざりするなら、他の日程にするのもいいでしょう。

たまにはご先祖のお墓を眺めたり親戚の方々と話すなどして
自分がそこにいる理由や本能的に繋いでいきたいことを
考え直してみてはいかがでしょうか。

自分の失敗はせめて他の方々には味わってほしくないのです。

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