写真考

地元の写真同好会の方とお話する機会がありました。
最初はみなさんフィルムカメラでしたが、最近はついに全員
デジカメになったそうです。
すぐに画像を確認できる速さ便利さ、正確さなど、
費用や技術面ではかなり楽になり進歩もしたはずですが、
その一方で、写真1枚に対する思いが軽くなってしまった、
ということでした。

すごくわかる気がいたします。
自分は最近は、以前より撮る枚数は減りました。


連写などで大量に撮影すれば、500枚のうち1枚は、
「これ!」というのがあるかもしれませんが、
500枚を見比べて、その499枚を捨てる時間や労力は
「もったいない」と感じるようになりました。

確かにあとでトリミングしたり、色を調整するのは
便利ですが、撮る際に構図や光の向きなどすべて計算した上で
機能をフル回転させて撮れば、あとで見て調整する必要や苦労は
まったくありません。


カメラに限らず「勉強する」とは、それがお仕事ならさらに
報酬を上げるための手段ですが、それ以上に、
そもそも発生する費用や時間を無駄にしないですむ、
賢い生き方につなげられるということです。

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