不法投棄の始まり

14日、巡回兼散歩中に見つけたのがこちらです。




前日に同じ場所を歩行した際には存在しなかったものが、
道路と山を仕切るフェンスの
向こうに見えました。
道路といっても先は行き止まりなので
ほとんど車が来ません。

これがウワサ?の不法投棄かと、
ホームページで見たとおり、
市の担当部署へ電話してみました。

自分は過去に苦情処理の電話対応を
していたことがあります。
電話というのは最初のでかたひとつで
明暗が分かれます。

第一声を聞いたとき、あまり意欲的でないかも、
と自分は感じてしまいましたが、
それでも状況を丁寧に説明しました。
番地や見えるもの、その他特徴を、焦らないように、
確実に伝えたつもりでした。

担当の方はこう答えてくださいました。

「人の敷地内で投棄ではなくて置いてあるだけかもしれない、
また取りに来るかもしれないので数日待ってみてください」

地図や土地のデータベースとしては
最強のものを備えている環境のハズですが
それを確認するご様子もありませんでした。
ものを捨てた人が後で取りに来るとは
初めて聞きました。

市役所への直接の苦情ではなく、
なんとかしろ、と督促するわけでもなく、
どうしたらよいか相談したつもりでした。

自分の本気度を伝えるには、電話では無理な相手がいる場合も
あると、ウカツな自分は後で気づきました。
ヒマ人と言われても、写真持参で直接相談するべきでした。

そしてこの程度の対応なら、ホームページには最初から、
不法投棄に関する連絡先は記載せず、自分で考えろと
市民に促せばよいのです。

不法投棄、と物騒に聞こえますが
近隣でも自分の部屋の窓から見えたりなど
直接被害をこうむっているわけではありません。

しかし、廃棄を注意したり片づけないことがわかると、
さらに他のゴミを持ってくるだろうし止まらないことは
容易に想像できます。

各地の不法投棄が減らないのは、おそらくこの
鈍さが影響しているのでしょう。

罰は厳しいのに防ぐのに意欲的でないと、
もっと捨てても大丈夫、と無責任な方々は安心します。

この土地は不法投棄が多く、景観も悪い、
においもひどい、物も盗まれる、などが続くと、
その情報は以前よりも自然と広く速く伝わります。
人が近づかなくなったり、興味を失ったり、
絶望して離れていく可能性は高いです。

大きなお世話ですが、
ごみを放置すると、時間をかけてジワジワと、
マズイ展開が待っている気がします。

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