交通ルールを守る理由

6月22日のドライブレコーダーです。

対向車線（右折レーン+2車線）を逆走して、強引に合流する
プリウスです。
冒険心と度胸のある方ですが、仕事や遊びで付き合うと
めんどうなことになりそうな気がいたします。


なぜ交通ルールを守るのでしょうか？
違反の取り締まりに引っかからないため？

ではなぜ違反を取り締まるのか。
それは公務員が実績を上げるためではなく、
誰でも無事になにごともなく、出た場所へ戻るためです。

万一事故に遭ってこちらに落ち度がなくても、
ケガをしたり乗り物を破損すれば、
お金だけでなく時間を無駄に消耗します。

不幸にも亡くなったり、事故の前と同じ生活を
できない状態では、結局「無」です。

その場に応じた判断力や経験に加えて、
最低の交通ルールを守り、
車に乗らない状態と同じように思いやりと礼儀で
相手に接すれば、なにごともなく平穏な状態を
維持できるはずです。

それでも違反を続けて、取り締まられた場合に、
どうしても納得いかない人々がいます。

過去に、R大学の教授が交通違反で取り締まられた際、
担当の方のご自宅へほぼ毎日押しかけて、
スピーカーで絶叫したことがありました。
困るのはご家族やご近所の方々です。
毎日そういうことをされたらどういう心理になるか。

今のようにインターネットがあれば、
その様子は全国に拡散して少しはまともな解決を
したかもしれません。残念です。

また、ある地域に住む若者が交通違反をした際に
注意された言葉の中に、気に入らなかった表現が
あったようで、後日、本人だけではなく
そこに住む方々が大勢押しかけてきて抗議したそうです。

正義やルールとは、特定の人を責めるためではなく、
多くの人々がなにもなく平穏に暮らすために
守るものだと自分は考えています。