元麻布歩兵第三連隊の楠

 偶然読んだ本のご紹介です。

天然記念物の樹木に関する著述50点が収められた




「樹霊」(昭和51:1976年発行)

著名な歴史作家の方々が寄稿した、

パッと見はなかなか豪華な内容ですが、

中でも異色で読み返したのが

「元麻布歩兵第三連隊の楠」

です。

建物はやがて東大生産技研→国立新美術館別館へ

生まれ変わったのですが、

歴史を見てきた木々がどうなったのか、

忘れ去られたように

静かに佇んでいるのか、どなたか

ご存知の方は教えてください。

東京には縁遠い自分は、この歴史的建造物が

ざっくり切り取られて、

斬新な建物に強引に組み込まれているのは

かなり衝撃的でした。




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