編集と校正

出版のお手伝いをしたり、
編集に携わる方々を拝見すると、
校正の鬼、という言葉が思い浮かびます。
校正に沿って修正し、さらに校正されて
戻ってくる、を繰り返すと、
校正とは永遠に終わらないのではないか?
という気になります。

しかし、いくら内容の良い本でも
誤字が多いと一瞬で信憑性を失います。
しっかり調査した上の真実かどうかさえ
怪しくなってくるのです。
人は誰でも間違いを起こす、
という綺麗事とは別次元なのです。

誤字が多い本とは、その出版社に、
人手が足りない
良い編集者がいない
校正に真剣に取り組んでいない
(またはその時間がない)
と個人的に解釈しています。

いまどき1人でも出版社を運営するのは
可能です。強みや個性はもちろんありますが
隅々まで行き届いた「校正」や
それにともなって読みやすくなった文章
では圧倒的に大手出版社にかないません。

先日たまたま、平成の初めに
人気だった?番組の本を
読む機会がありましたが、
西暦の誤記が同じ章の中で3箇所もあって驚きました。

















それでも視聴率の高かった番組、テレビが
発行したから全ては正しい、と
思い込まされた時期が過去にありました。
自分はテレビを見た日々を猛省しています。
今は食事時にニュースを見るくらいですが、
結局どの局も、
このまま見続けたらバカになる、
と冷めた気持ちになります。

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