青信号は慎重にススメ?

 先日、丁字路の交差点で、

(いつものとおり)青信号で

進入しようとしたところ、

某高校の生徒が渡り始めたので

あわててブレーキを踏んだ。


生徒たちは車が停まったのを見て、

踏みとどまるどころか平然と

目の前を横切って行った。











信号はいつから、

「青信号に変わったら、

左右をよく見て

慎重に進みましょう」

という風潮になったのか。


歩行者は神様、くらいの

余裕と慎重さを持てば

事故は減るだろうし、

横断歩道で待つ人がいたら

必ず停まる決まりになっているが、

信号というルールのある場所はまた別である。


自分が歩行者になった場合も同様である。

歩いて買い物に行く際は、

青信号で進む前に、

本当に車が来ないのか確認している。


過去に、青信号を確認して、

横断歩道を一歩踏み出した時、

横から車が突っ込んできたからである。

赤信号で停止中(のはず)の車が、

自分の真横で急ブレーキをかけた衝撃。


「なんでアンタが目の前にいるのだ」

という運転手の不思議そうな顔つきは

今でも思い出すことができる。


もし信号を守らない車両や歩行者が

もっと増えたら?


信号が多いところは◯◯党が多い、という

都市伝説(とも言い切れない)

のある地域では、

常日頃から渋滞が絶えないのに、

さらに渋滞が伸びる。

周辺に生温かい空気が広がる。


数日前は、サイレンを鳴らした

救急車が進入する交差点で、

女子高生が平然と自転車で横切った。

救急車の数メートル先を、である。

救急車は減速したが、

たまたま後方を走っていた自分は

冷や汗をかいた。

おそらく救急車にとっては

「よくあること」

かもしれない。頭が下がる。


車だけでなく、歩行者も自転車も、

信号が青でも、救急車が近づいてきたら

とにかく停止して道を譲る

ことがよくわかっていない。

誰にも教わっていないとしたら

単に不幸・不運だ。

教わらなくても自分で判断して行動する

ことができないのは、

大きなお世話だが将来的に不安である。


自分は交通ルールを熟知し、

遵守しているから、当然のように

他の車両や歩行者も同じはず、

というのは浅はかな思い違いに過ぎず、

甘い性善説だ。

自分の身は自分で守りたい。


多くの事故やトラブルは

保険で賄うことができるが、

損失した体調や費やした膨大な時間は

全く取り戻せない。


逆に、交通ルールを守ったり、

「思いやり」や「礼儀」だけで

事故が防げるのだから安いものである。

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