花と和歌

 花、というと花言葉だ。

いろいろな意味に結びつけては

一喜一憂する。


しかしトシのせいか、

最近しっくりくるのは「和歌」だ。


数日前、和歌とは結びつかない人物が、

ふと和歌を口にしたので衝撃を受けた。

それであわてて和歌の意味や

エピソードを調べた。


無学を恥じた若き日の太田道灌の気持ちが

少しわかった気がした。










桜はもう散りかけているが、

新渡戸 稲造 氏 著の

「武士道」には、

桜に関する記述がある。


「バラには桜花のもつ純真さが欠けている」

「サクラは、その美しい粧(よそお)いの下に

棘(とげ)や毒を持ってはいない。

自然のおもむくままに

いつでもその生命を捨てる覚悟がある」


そして桜はまた来年咲くのだ。



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